リプルニュース2002年7月号
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先日、梅雨の合間を縫って久々の回航をしました。
回航といえばバブル絶頂期の頃は新艇、中古艇を含め西は福岡県牛窓、北は岩手県釜石、関東近県は数知れずとかなりのお仕事が有ったものです。最近は艇の動きが鈍っているせいかとんと無かったのですが、久々の回航のお仕事が回って来ました。
というより、どうせこんなご時世、薄利の商談だろうし(両者に失礼、失礼)、私的に東京湾の奥の方の経験がてらのお手伝い、という意味合いでご一緒させて頂きました。
モータークルーザー、マクレガー26ftのばりばりの新艇です。
油壷京急マリーナから荒川河口近くの東京湾マリーナまでの約40数マイルです。
今回は依頼主のiさんと私の二人です。もう20年以上も一緒に組んでいる仲なので気心はばっちしです。
回航当日、09:00の集合で09;10に舫を解きました。
天気曇り、北の風1−3ノット、うねり少々、でもガス多数、視界非常に悪し。
はなから、帆走なんて考えない二人はホンダ4サイクル50psの船外機で最後までと考え、帆走準備は全然しませんでした(怖い、怖い)。
城ヶ島を超え、さて今日の航海の予定なんぞと思い、i氏にチャートをと問合せると「無いよ!」、といとも簡単なお返事。
ビーコンだった時代、漆黒の真夜中、大島、伊豆半島、房総半島を間違えて帆走していた頃の癖なんでしょうね。
魚探と併用のGPSプロッターが有ったので良し良しでした。でも、緯度、経度は表示されてはいるんですが、海図が無いので全く役に立たずです。
三浦海岸沖の金田湾に入ると回りはガスだらけ、コンパスけが無ければ完全に自分が狂ってしまう状態です。
陸はもちろん見えないし周りはガスだらけ、頭脳コンパスは完全に針がぐるぐる動きまくり、変な錯覚に何度も襲われました。航空機事故でそんな話を聞いたことがありますが、こんなことなのかなーと思いつつラットを握っておりました。
そんな中、アバウトながらもうろ覚えの針路で走って来たのですが、すぐ目の前にぼーっと海驢島を発見したときはホットしたものでした。
ここからは陸ずたいにとお互いの意見が一致し、プロッターを見ながらの航海になりました。
でも、尺図の説明を読んで縮小を心みるがどうしても小さくならず、部分的なものでした。
その近くを航行するのであれば問題無いのかもしれないが、40マイルもとなると説明書の私の理解力ではちょっと無理でした(うーーーむ、年かな?)。
久里浜沖で燃料を確認すると、40リッターのタンクが半分になっているではないか!。まだ1/3しかマイル数をこなしていないんです。
給油しなければと思いベラシス、コウチヤ、ベイサイド、等などのマリーナが思い浮かびましたが、生憎全て定休日。104にて問合せ平野ボートさんにて給油を済ませ、またまた北上。
それにしても海水の色が北上するに従い、茶色から赤茶色そして色の濃度がどんどん増してきました。
高級寿司ねたで江戸前なんていっているが、こんな状況を見たお金持ちの人はどんな風に思って食すんだろうかなと、ふと邪な気持ちになりました(貧乏人のひがみですが)。
昼頃から雲も薄くなり、また視界もかなり良くなりまずまずの航海になりました。
15:00頃羽田沖に差し掛かると私自身びっくりすることが有りました。
着陸する飛行機の多さにはびっくりものでした。どんどん着陸してくるのです。
どの位の間隔なのか測ったところなんと1分45秒の間隔でした。それも真正面を通過する誤差は1秒から2、5秒、正に神業。それにしてもどこで順番待ちをしているんでしょう。凄いとしか言えません。
そして、さらに北上し離陸の滑走路の沖に差し掛かりましたが、1、5マイル沖あたりを走っていましたが離陸時のエンジンマックスのときは、50psのエンジン音をかき消し「ドドドドドドーーーーーッ」と凄いエンジン音にも驚きました。
そして、さらに北上するとまた着陸の滑走路沖に差し掛かりました。これもまた1分45秒という間隔で着陸を繰り返していました。正に滑走路に着陸しようとする機体、滑走路に進入しようと旋回を始めている機体、更にこちらに向かっている機体、3機同時に視界に写っているのです。のんびりとした時間が流れているここ長浜と違い、羽田空港ではとんでもないことが毎日繰り返されているんですね。
それにしても、田舎もんの私には大変な驚きでした。
到着直前、荒川右手には東京ディズニーシーのシンボルでもあるあの尖った山がはっきり確認でき、あそこは人の海なんだなーと思いつつ荒川に入っていきました。
海から見る限り,東京ディズニーシーは静かなものでした、また東京湾奥になると航行する船もめっきり少なくなり物凄く静かな海でした。
そして、16:40無事オーナーバースに舫をとることができました。給油の1時間の休憩を除き6時間半の航海でした。
南の方には何度も出かけますが、こんな機会で無かったら経験の出来ない航海でもありました。
打ち上げは東京駅の地下街で冷たいビールで喉を潤したのはもちろんのことです。
それも、周りはネクタイをしたビジネス戦士達とご一緒だったのですが、我々二人は完全に浮いておりました。ハイ!。

もう少しで梅雨明け、待ちに待ちましたリプル式ロングクルーズの時が来ましたねー。
今年は、大島のんびりクルーズか温泉付き式根島港クルーズの2コースを考えておりまして、結論は思案中です。
25日(木)夜、皆さんがお仕事終わりましたら京急マリーナに集まっていただき、全員集合したところで出航です。
26日(金)超早朝、波浮港入航コースか、頑張って昼頃式根島港入航コースになるかお楽しみといったところです。
27日は大島波浮港は決まっております。で、帰航は7月28日(日)15:30の予定を考えています。
参加希望者はメールなり電話で申し込んでください。
恒例の焼肉、カレー、そうめん腕よりのそれぞれのシェフの参加があれば最高ですが。
大都界においては味わえない思い出を作りたい方は是非ご一緒しましょう。

ここ長浜は我々ヨットマンにとって大変受難な季節になっております。
7月1日から8月31日まで海に向かって右側からの出艇、着艇となっていますが、あの坂の最後が土盛りしてありまして、坂の途中から砂浜に入らなくてはならなくなっています。なんでも海がめの産卵時期にあたりく、車の進入を防いでいるとのことです。
あの坂道は声を掛け合って協力しながら過ごしましょう。
また、長浜混雑状況ですが、毎年7月最終の土、日と8月第1週の土、日です。
梅雨が明け、学校が夏休みになり、お父さんの給料が出るのが原因かと思われます。まー皆さん考えることは同じなんですね。この4日間にお見えになる方は少しの覚悟が必要ですね。
ご注意を。そして8月第2週になると民族の大移動がありまして、ここ長浜は嘘のような静けさになります。でも太陽は真夏そのものですが・・・・。


釣り状況ですが、このところ土、日にかぎり天候が良くない。困ったもんです。
でも、鯵がまだ回っているとのこと。あまり有力情報が無いので今月はこれで。

リプル農場ですが、「いんげん」はスターマインのように収穫を迎えております。
毎日、毎日カップラーメンのお供は勿論ですが、我が食卓は野菜といったらいんげんが毎日です。相手も意地になっているんでしょうね。
でも先日の浜風で芯が枯れてしまい(潮っ気に弱い)後何日といった感じです。
根元にまた種をまいてみましょうか。「プチトマト」はようやく根元の方が赤くなり始めました。青い実はびっちりとなっております。「なす」は一日おき位の収穫ですが、花がいっぱい咲き出しました。「ピーマン」は難しい。他所の畑の木を観ると大きくて凄いですがリプルのピーマンは成長が止まってしまいました。
どうしてだろう、毎年毎年失敗の連続です。

ポケット君ですがいたって健康。毎日暑いのか水道水で全身隈なくかけてあげると気持ちよさそうに静かに掛けられています。
でも、6月彼に春が来たのか先月なんと5回も脱走してしまいました。
ほんのちょっとの隙にひょいひょいと出ていってしまうんですね。
その時居合わせて会員さんは大変です。「ポケットーーーー!。ポケットーー」と大変でした。お世話になりました。今は長いリードで繋がれておりましてちょっと可愛そうですがいたし方有りません。

 (2002/07/09)


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