リプルニュース2001年6月号
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ここ長浜はつい先日まではウエットが必要でしたが、今はノーウエットで十分になりました。
正午頃になりますと単パン、Tシャツ姿に時折かかるバウスプレーの気持ち良さ。
晴れていれば顔なんか火照ってきて、手のひらで海水をすくい、顔にかけながらのセイリング。
自然の真っただ中に今自分がいる、それも少なからずコントロールしながら戯れている。
バーチャルの世界でなく、現に自然と一体となっている。
化石燃料に頼らず、陽力という物理的な自然の力で戯れている。
私は長年ヨットをやってきて本当に良かったと思います(ただ、経済的には???・・・ですが)。
そして、セイリングの後の心地よい倦怠感、喉を潤す000の旨さ、正にヘブンです。
そんなリフレッシュ出来るセイリング、長浜は皆さんをお待ちしておりますよ。
梅雨の寒空になる前、又は梅雨の晴れ間をぬっていらして下さい。

     

今月の回航『喜、怒、哀、楽』編は『哀』です。
今から20年以上も逆上ったお話しなので、記憶も定かでなく詳しくはお伝え出来ませんが、何かほろ苦い思いでのある回航でした。
今回の出航は愛知県は知多湾の武豊から江の島までの回航です。
メンバーは、当時クルーザーは全くの初心者の私でしたが、私以外はパンナムクリッパーカップ(当時)、シドニーホバートレース、トランスカップ、アドミラルズカップ等など世界を転戦してきたI氏、T氏、S氏の4人での回航です。
艇は大きさ、艇種は記憶にありませんがバリバリのもろレース艇。
出航前日新幹線と在来線で乗り継ぎ、回航艇を確認した後先ずは腹ごしらえ。
近くの焼肉屋へと直行。
ここから『哀』が始まりました。
普通焼肉と言えば炭かガスで肉の下から熱を加えますよねー。でも、入ったお店は始めて目にする焼き肉道具でした。
何と道具の上部に電熱機があり、下部に上下にスライドするお皿があり、そのお皿に肉を乗せて上のほうにスライドさせて肉を焼くというすぐれものでした。
が、現実にはこの道具の発明者の思惑通りではありませんでした。
待てど暮らせど肉が焼けない!。
お腹をすかした野獣の様な4人は代わる代わる『やけたかなーーー』なんて、すぐ下に動かしてしてしまうものだから益々焼けない。
なんとか口に入る頃にはいらいら、怒りを通り超して『哀』に変っていました。全然食べた気は無し。
私以外の3人も同じことを思ったのか、店を変えようぜという結論は直に決定。
ところが、次のお店も又同じ『哀、哀、哀』です。
やっぱり焼き肉は煙もうもう、したたる油で炎ぼうぼう、汗拭きーの、ビール・ガーーーッが一番ですね。
今でもあの辺りでは同じなのかなー。これ読んだ人でお気づきの方連絡まちます。
で、翌日早朝出航。天気快晴、風弱く、海面穏やか。
機帆走で先ずは伊良湖水道を目指しました。初秋の心地よい風が全身を通り過ぎます。
程無くして遠州灘に入りひたすら東に針路とり艇を進めました。
渥美半島南岸沖辺りから風が順風になり、アビームのポートでがんがん進めました。
順調な回航です。御前崎沖辺りから風は追っ手になり、駿河湾に入る頃には風はピューピューもんまで上がってきて来てしまいました。
そんな中、強者3人はスピンを上げようぜとなりスピンランで相模湾沖を進みました。
艇速13〜14ノット、キールが不気味にブーン、ブーンと鈍い音をたて鳴りっぱなし。
すると、スキッパーのI 氏は私に『塩さん中に入ってくれますかーー』。
私も仕事がら同じことを何度も言う機会がありますが、言われたほうは『哀』ですね。
仕方無く入りましたが、今のような居住性もルールに取り入れているIMS艇でなく、当時はIOR艇のフラッシュデッキ艇、正に洞窟。むき出しのフレーム、殺風景なパイプバース、トイレもむき出しまるで牢獄。
不気味なブーン、ブーンという音を聞きながら、一人寂しく天井を見上げているだけでした。
正に『哀』。
そして、日が落ちる少し前になっても一向に風速は納まらず、更に上がってきたので下田で風待ちをすることになりました。
回航定版の銭湯へ行き、定版の地魚の寿司となり、皆は思い思いの物を注文していました。私も好きな物をうさを晴らすかの様に食べまくりました。
と、その時です。今回最大の『哀』が待っていました。
丘酔いです。
回航中も銭湯でも何でも無かったのですが、寿司屋のカウンターでいきなり来ましたぜ。
寿司屋が回る。座っている椅子がぐらんぐらん。両ほほから洪水の様な唾液。始めての経験です。まるで震度10の激震が我が身を襲いました。直ぐさま店を飛び出し道路脇でものすごい勢いでゲーッ、ゲー、ゲーッ!!。あのときは本当に勿体ないことをしたなーと今でも思っています。
その後、その日はもう死人の様にまぐろ状態。何ででしょうね、その後私では有りませんが私のスクール生で、そうゆう方に何度かお合いしています。お医者様が見られたらご連絡頂けたらと思います。
明けて2日目、デッキに出て見るとリギンがぴゅーぴゅー、港の一番奥まったところでこんなんだったら海は押して知るべし。
仕方が無いので下田散策。裏道路を中心にぶらぶらとひがな一日を過ごしました。
そして、3日目快晴のセイリングで早い時間には江の島港に無事もやいを取ることが出来ました。
今回ご報告の回航は『哀』の連続でしたが、世界を股にかけて転戦してきたベテランセイラーと同乗出来て、得るものが沢山あり結果的には帳消しで、イーブン回航でした。
来月は『楽』です。

     

リプル農場ですが、いんげんは今週が最後かなというところです。
代って、プチトマト15本、ながなす15本の状態になりました。
なすの方は3年も連作のせいか元気が有りませが、プチトマトの方は何日かに支柱に紐で支えるという仕事があり、芽かきという横枝を摘む作業が増えました。
植えた時は10cm位でしたが、現在は70〜80cm、黄色の花が咲き下のほうにはまだ緑色ですが実が成りだしました。
今年もがんがん成らせますのでお土産にどうぞ。

     

釣りのほうは出ようとすると吹かれデータは有りません。
でも今月から夏だこの季節になりますね。
てんやという疑似餌で引っかけるのですが、はまるとはまってしまいます。
なんていったって旨いし保存が利きます。
ゆでたこ、てんぷら、たこ飯、昨年は不漁でしたが今年はどうなるやら楽しみです。

     

4月よりの居候を決め込んだ『ポケット』君ですが、先日散歩途中、ペットボトルを海にほうり込んだところ、もうびっくり。
もうダッシュで飛び込み、それも全然躊躇しないでがばがばと海の中へ泳いで行ってくわえて来るではないか。
驚きでした。
また少し好きになってしまいました。
しつけも、おすわり、おて、ハウス、もどれ、あとえ、まて、よし、ワンだめくらいは覚えてくれました。
お見えになりましたら頭でも撫でてやってください。

     

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